2016年11月21日22時〜12月2日22時迄です。
今日の更新
キャラが指定した目的地へ辿り着く、昔から評価の高い経路探索プログラムの高機能エディタ
RTSゲーム向けのデモが多い経路探索プログラム。拡張パックを購入すれば軍隊のフォーメーションも可能!
画面全体にかけるエフェクトが300種類以上も入ったゲームの演出に欠かせないフィルターパック
前回記事
BIRTHDAY BONANZA SALE その2(関節制御 IK / 不要リソース削除 / FPSゲーム / iOSビルドをWinで) - Unity AssetStoreまとめ
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スクリプト/AI
遠くにいる敵キャラがプレイヤーの場所まで追いかけてきたり、クリックした場所にキャラが移動するRTSなど、目的の場所まで辿り着く経路探索プログラムの高機能バージョンです。
まず始めに、Unityに標準搭載されているNavMeshAgentを使えばアセットを買わなくても使えますので初心者の方はこちらをお試し下さい。
では、このアセットはUnity標準(NavMesh)と比べて何が出来るかについてですが、具体的には公式サイトの一覧表で確認できるようになっています。
http://arongranberg.com/astar/freevspro
ちょっと更新されておらず古いかもしれませんが、本格的に使うならA* Pathfinding Project Proがオススメです。
A* Pathfinding Project Pro - YouTube(2:42)
個人的に一番助かった機能
過去ゲーム製作で、A* Pathfinding Project Proを使った経験があります。
その中で気に入ってる機能を紹介します。
・パスのスムース化
Unity標準よりスムースなパスを生成してくれるので、違和感の無い滑らかなルートで移動してくれます。
・自由にエリアを指定して、好きなタイミングで経路を更新
ローグライク(開始時にゼロからランダムで生成されるダンジョン)など、シーン内に既に完成されたマップを持たないようなマップであった場合に、NavMeshだと実装が出来ず困ってましたが、
A* Pathfinding Project Proなら予め移動可能なエリアを決められるのでシーンが読み込まれた後、好きなタイミングでグラフ再生成する事が可能です。
(マップのサイズが可変するなら直接パラメータを渡してリロードすれば動きました)
・目視で移動経路が確認できる
空のゲームオブジェクト目がけて追いかけるロボットに緑色のラインがルートになっています。辿り着けない場合、どこで目詰まりしているかがすぐにわかるようになります。
基本的な作り
体験版では、Grid Graphのみ使えるようになっていますが、用途に合わせて使えるグラフが5つ用意されています。RecastGraphが扱いやすい。
こちらがRecastGraphの内容。幅、高さなど予め指定する。
壁と床とのマージンや登れるスロープの角度など細かく調整できる。
キャラクター側には、「Mine Bot AI」(サンプル用スクリプト)でTargetには目的地となる空のゲームオブジェクトが指定されています。
サンプル用ではなく「Rich AI」を使えば、同じように扱えます。
最初はこの辺りから使ってみるといいですよ。
サンプルデモの一例
以下は最新バージョンのサンプルデモをキャプチャした内容です。
WebPlayerで試すデモ一覧はコチラ
移動する船の上で経路探索することもできる。
2Dのグリッド型になっている経路探索
RPGツクールで作られたフリーゲームの超有名作品「青鬼」も経路探索でプレイヤーを追っかけ回しています。チップタイプなら↑の2Dグリッドで動かせますし、3D上でもプレイヤーをつけ回す敵など経路探索ゲームは本当に面白い!
エディタの使い勝手は?
既に持っていて使用経験がありますので体験レポートをちょっと書きます。
まず、結論から先に言うと結構難しいエディタです。
使い始めてすぐに理想的に動かすことが出来ず、サンプルデモを何度も触って仕組みがわかりやっと動かせるまでになりましたが、今度は複雑というか狭い道を歩かせようとすると狭いのか目的地へ辿り着くことが出来なかったりと、必要なパラメータやアタッチするスクリプトを理解してないと中々難しいですが、刻々と変化するマップに対してリアルタイムに経路を再生成できるのがA* Pathfinding Project Proの良いところ。
あとRVOの使い方がイマイチ理解出来ず、とても良い機能なので2Dではなく3Dキャラで動くサンプルデモが欲しいです。
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スクリプト/AI
こちらも同じく経路探索プログラムのアセットです。
「A* Pathfinding Project Proと比べてどっちが良い?」と聞かれたら、頭を抱えて悩んでしまいますので、今回はサンプルデモを見て何が出来るかを紹介していこうと思います。
現時点の最新バージョン(2.4.5)のデモ内容です。
Qキーで「青色の箱」をマウスの位置に配置し、Wキーで「運ぶ人」を生成します。
RTSゲームによくある「物資を運ぶ人」のような機能ですね。
1つの青色の箱を複数の人が取り合わないようにリアルタイムに判別しているのが効率よくて良い感じ。
こちらは、通行中に障害物が横切った時に衝突を回避するため一旦戻って安全ルートで進む賢い経路探索です。
青いCubeを車として見れば、通行人が車にあたらないように危険を察知して判断するAI的な見せ方もできるのが凄い!
キャラクターを選択後、右クリックで移動ポイント選択すると動き始めます。
複数選択(左上から右下へドラッグ)して群衆を一斉に移動させるRTSをイメージした機能も搭載されています。
※上記紹介したGIFアニメは製品版の一部です。
機能拡張
Apex Pathをベースに、特定の機能を追加したアセットが販売されています。
別売りの「Apex Steer」を使えば、群衆を軍隊のようなフォーメーションをとりつつ経路探索しながら移動させる拡張アセットが素晴らしい!
※Apex Pathが無いと動きません
Apex Steer Introduction - YouTube(8:58)
※この動画はApex Steerの内容です。Apex Pathには含まれておりません。
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シェーダー/フルスクリーン&カメラエフェクト
ゲーム画面を盛り上げる演出に絶大な効果を与えられるイメージエフェクトです。
その数なんと300種類以上!!
フォトカラー、絵本、テレビ、モザイク、懐かしいゲーム、アーケードゲーム風、シェイク、酔っ払い、故障、コミックス、漫画、水滴、8ビットなどなど
作ったゲームの画面に迫力が無い?物語に説得力が出せない?
遊んでくれるプレイヤーに「うお!」と思わせる手っ取り早い方法がイメージエフェクトだ。
設置方法はカメラに取り付けるだけ
既に扱った経験のある方には説明不要ですが、メインカメラにスクリプトをアタッチするだけで画面全体にエフェクトを付けられるので初心者さんでも安心です。
UnityのStandard Assetsにもいくつか入ってます。
Camera Filter Pack version 3.0 - YouTube(1:45)
さらに増えるエフェクト
アップデートによりエフェクトが増えていくタイプのアセットです。
更新頻度は高いし、新作エフェクトが引き続き手に入るのはありがたい!
iOS、Androidで使える?
いくつかレビューを見てみると、「エフェクトにはハイエンド向けのエフェクトも含まれているため、モバイルで全てのエフェクトが使えるわけでは無い」という情報がありました。
300種類以上の中でどれほど使えるか不明ですが、レビューでは多く使えたと報告があり評価も良い感じ♪
「このパッケージは素晴らしいです。 モバイルプラットフォームにも多くの美しい効果があります。 私はこのパッケージをお勧めします。」
フィルターの組み合わせ、カスタマイズも可能!
フィルターはすべてパラメータ化可能で、最適化されています。
フィルターの組み合わせも可能です。
フィルターは簡単に組み合わせられます。
シェーダーはコンパイルされていません。
BIRTHDAY BONANZA SALE記事一覧
その1(ビジュアルスクリプト / テキスト拡張 / パーティクル拡張 / 2Dカメラ)
その2(関節制御 IK / 不要リソース削除 / FPSゲーム / iOSビルドをWinで)
その3(経路探索の高機能版/ RTSに嬉しい機能付き経路探索 / 300種類以上のイメージエフェクト )
その4(刻々と変化する大空 / ゲームパッド管理 / 機械の3Dモデル)
その5(キャラクターMecanim簡単実装 / 格闘ゲーム / 地下鉄3Dモデル)
その6(カラーグレーディング / 超綺麗シェーダー / シムシティ系3Dモデル)
その7(Unityの中でモデリング。UVマップもできる / 芸術的なデザインのローポリ3Dモデル)
その8(タレットからの砲撃やレーザービームが格好良い!大量のエフェクト&効果音パック)
その9(クラッシュオブクラン風RTSテンプレート / 通信対戦ビリヤード)
その10(Unityで地形を作る話題のGaia / 外部ソフトでエフェクトを作り再生するプラグイン)